【就任祝い】取引先の社長就任のお祝いにおすすめの定番ギフトとマナー

就任祝いに喜ばれる定番の贈り物とは?

家族や知人など就任、昇進があれば是非ともお祝いしたいと考える方は多いでしょう。
さらに自分の勤めている会社の社長就任祝いや、取引先の方が昇進するともなれば仕事でのお付き合いもあり、なんとか喜んでもらいたいと考える方もいるはずです。そのようなお祝の際にいったい何を贈るのが正解なのか、いざ考えてみると中々思い浮かばないという方も多いでしょう。

就任のお祝いや昇進のお祝いは大々的に関係者を集めて行われることもあれば、身内だけでささやかに行われることもあります。会社として、部署として贈るのか、それとも個人的に贈るのか、それだけでも贈り物として適するものは大きく異なってきます。こちらではこのようなシーンに最適な就任祝いの定番ともいえる贈り物を紹介していきます。

就任祝いには最も定番とされる胡蝶蘭

胡蝶蘭

やはりお祝いのシーンを彩ってくれる色鮮やかな胡蝶蘭は高級感もあり、贈り物の定番とされています。
様々なおめでたい場面で、煌びやかに胡蝶蘭が飾られている風景を誰しも目にしたことがあるはずです。
胡蝶蘭の花ことばは「幸福が飛んでくる」です。贈った相手の発展を願う気持ちの表れと言われており、しかも長持ちする花として知られているため、オフィスなどで飾っておいてもお手入れをしてあげれば一定期間鑑賞することができます。社長就任祝いなどの大きなお祝いの時には大きめの胡蝶蘭を贈るケースが多いですが、場合によってはスペースの関係で場所をとり過ぎてしまうこともあります。取引先の方へ贈る場合はサイズ感に注意して贈る方が良いでしょう。

お酒なら高級感のあるものがおすすめ

お祝いする相手の好みに合わせてお酒を贈るのも良いでしょう。
最近では金箔入りの日本酒、紅白ワイン、さらには限定のシャンパン、ビールなどそれぞれにおいて高級志向のものが多く人気を博しています。特に喜ばれるのは名入りのお酒や、生産量の少ないお酒などですが、これらに一言お祝いのメッセージをつけて贈れば、心に残る贈り物となることは間違いないでしょう。

以前より、お祝いごとにおける贈り物の定番と言われているお酒ですが、お酒が好きな方にはプライベートでゆっくり楽しんでもらえるのでおすすめです。価格帯に関しても幅広く選ぶことができ、産地や銘柄など非常に種類が豊富であるため、贈り物をする方としても選択肢が多いのが嬉しいです。

厳選された素材を使用した職人が手掛けるお菓子も人気

普段ではあまり口にすることのない高級感のあるお菓子のプレゼントも喜ばれます。選りすぐりの素材のみを使用した老舗店が手掛ける菓子折りなどは、お祝い用に名入れを行ってくれるところも多く、就任祝いにはピッタリです。

旬の素材を使用したテリーヌや、コーヒーやほうじ茶といった飲み物と相性がいい金平糖、一粒につき1,000円以上もする高級トリュフチョコなどが人気であり、包装も高級感にあふれているものが多いです。職人が手間をかけて作るということもあり、ものによっては早めに予約が必要な場合もあるので、贈り物をすることが決まったらすぐに予約に取り掛かる方が良いでしょう。

甘いものが好きな方にとっては最高の贈り物になることは間違いありません。

自由に選べるカタログギフト

酒
胡蝶蘭をはじめ、お酒やお菓子など色々な贈り物を考えてはみたものの、どれもなんとなく決め手に欠ける、そんな場合に大きな助けとなるのがいわゆるカタログギフトです。

これなら受け取った本人が好きなものをカタログから選んで決定することができるので、不要なものを贈ってしまう心配もありません。
最近のカタログギフトは価格帯も様々で内容もバラエティに富んでいるものが多く、見ているだけでも楽しくなるものが多いです。

普段自分では購入しないようなものを選ぶことができるのもカタログギフトの楽しみと言えます。半面、カタログギフトをなんとなく味気ないと感じてしまう方もいます。贈る際にはメッセージを込めて気持ちが伝わるようにすると良いでしょう。

新しい門出に観葉植物の贈り物を

最近では先に述べた定番のものとは異なり、観葉植物の贈り物をするという方も増えています。観葉植物は鉢植えされているものが多いですが、「根付く」という意味を兼ねて会社の業績アップを願う気持ちを込めて贈るという考えがあります。

また見栄えの良いものが多く、中には空気清浄効果やリラックス効果のある観葉植物もあり、インテリアとしても向いているのです。パキラやモンステラ、ドラセナ・マッサンゲアナといった種類が人気でありメンテナンス自体もそれほど難しいものではなく、しかも価格帯としても広く取り扱いがあるためチョイスしやすい贈り物と言えます。

一味違った就任祝いを贈りたいと考えている方は選択肢の一つに入れてみても良いでしょう。

就任祝いの観葉植物はこちら

就任祝いを贈ってはいけない場合

何かとおめでたい就任祝いですが、とにかく贈ればよいというわけではありません。
実はこの手のお祝が必要ない場合、時には送ってはいけないというケースもあります。例えば前任者が亡くなり、代わりに別の方がその役職に就任するという場合です。基本的に喪中となっているため、そのような場合はわきまえておくほうが良いでしょう。

また、実際に就任が決まり辞令が下りる前にお祝いを贈ってしまうのも良くありません。辞令前にお祝いを贈ってしまうことは、まるで前任者に対し「早く退いて欲しい」と思わせるような行為に当たる可能性もあります。前任者に対して失礼に当たってしまうため、必ず正式な辞令が下りてから新任者にお祝いを贈るようにするべきです。

就任祝い・昇進祝いでタブーの贈り物

おめでたい就任祝いですが、中には贈っていけないタブーとされているものもあります。例えば目上の方、上司に贈るものの場合、万年筆やボールペンなどは「もっとお仕事に励むように」という意味が込められているものであり失礼に当たります。

また時計なども「時間の管理をしっかり行うように」という意味が込められている他、靴などの履物も「相手を踏みつける」といった意味を持つことになるために避けたほうが良いでしょう。金券なども喜ばれることはあるものの、部下から上司への贈り物と考えると受け取りにくく感じられる方もいるかもしれません。もしも贈る場合には、特別な思いをもって贈るということを分かってもらえるようにメッセージを添えて贈ると良いのではないでしょうか。

就任祝いの相場はいくらくらい?

社長就任
ここまで様々な就任祝いを紹介してきましたが、それらの定番商品の相場となると大体いくらくらいと考えるのが妥当なのでしょうか。相手との関係性や親密度、さらにはどのような役職に就任するかにもよりますが、一般的には5,000円から10,000円くらい、贈る相手がそれなりの役職ともなれば30,000円から50,000円以上のようです。会社なら同じ部署内、課内で取りまとめて贈ることもあるでしょう。

就任祝いを贈る相手が個人的に親しくしている方であり、気持ちを込めて贈り物をしたいという場合もあるので一概には言えませんが、相場としては大体このくらいが妥当な金額となります。もちろん金額も重要ですが、ここはやはり相手が喜んでくれるようなものをよく考えて選んでいきたいものです。

友人知人の場合

就任祝いと言っても社長就任や役員就任など様々なお祝があります。お仕事の昇進祝いなどは友人、知人の方に贈るのであれば5,000円から10,000円前後が妥当とされています。これが役員就任ともなると、10,000円から30,000円前後、さらに社長就任ともなれば30,000円以上の金額が適切と言われています。

友人や知人ともなると親しい間柄ということもあり、贈る相手の好みも良く分かっているケースも多いでしょう。贈り物をもらう方もあまりかしこまることのない、普段から気軽に使用できるもの、あるいはあまり口にすることがない高級感のある飲み物や食べ物などもおすすめです。贈る側としても何を贈れば喜んでくれるのか考えるだけでも楽しいものになるのではないでしょうか。

身内の場合

身内への就任祝いにおいては、10,000円から30,000円が相場となります。やはり社長就任ともなれば30,000円から50,000円と相場は上がりますが、身内ということもありそれほど神経質にある必要はありません。ですが、どうせお祝いを贈るなら心のこもった贈り物をしたいものです。

定番の胡蝶蘭はもちろんですが胡蝶蘭が大げさになり過ぎる場合には、高級なお菓子やお酒、あるいはカタログギフトが選ばれることが多いです。また身内の場合はギフトカードなどを贈る方もいます。また、ネクタイピンやカフス、あるいは名刺入れのようなビジネスアイテムなどを名入れで贈ると喜ばれることもあります。最近では高級イヤホンの様な、いわゆるデジタルグッズなどを贈る方も増えています。

取引先・ビジネスの場合

取引先の場合は昇進祝いなら5,000円から10,000円程度が相場となりますが、就任祝いでは役員就任ともなると、10,000円から30,000円、社長就任になれば30,000円から50,000円以上が相場となってきます。
昇進祝いで贈り物をする場合は、取引先の場合あまり親しくなければ無理に贈り物をする必要はありません。

ですが役員就任、社長就任ともなれば話は変わってきます。取引先において就任式などが催される場合には是非それなりのものを用意してお祝いの気持ちを示したいところです。定番として、やはり胡蝶蘭を贈るという方が多く、50,000円以上のものともなれば見栄えも素晴らしく華やかなものが多いのでおすすめです。お互いの今後のお付き合いのためにも、せっかくなら良いものを選んでみてはいかがでしょうか。

就任祝いを贈るタイミングについて

では、これらの就任祝いに関して贈るタイミングは一体いつが適切なのでしょうか。贈るタイミングとしてベストなのは、贈り物をする相手が新しく就任する当日となります。つまり胡蝶蘭などの贈り物を注文した場合、相手が就任する当日に贈り物が相手のもとへ到着することが望ましいです。

事情があり難しい場合には、就任日に近い日、あるいは就任することを知った日でも良いでしょう。ただ、事前に就任が決定していることを知った場合でも、前任者がまだ就任している状態の場合は失礼にあたる可能性もあるため就任祝いを贈るべきではありません。また、万が一お祝いを贈るタイミングを逃してしまったという場合は、後日に大安の日を選びメッセージを添えて贈り物をすれば良いでしょう。

就任式が開催される場合

就任式が開催される場合には、贈り物は式が開催される会場へ直接届くように手配します。就任式前日から当日にかけて到着するように手配するのが好ましいです。シーズンによっては配送が混み入ってしまうことも考えられますので、可能であれば早めに手配をするに越したことはありません。

もちろん贈り物を持参することができればそれでもかまいません。就任式当日、お祝いの言葉と一緒にお祝いの品を直接相手に手渡すことができれば相手の喜びもひとしおでしょう。注意点としては、仮に前任者の不幸による就任というケースの場合、相手先は喪中となります。当然ですがお祝いを贈るのは失礼にあたるため、そのような場合はお祝いを贈ってはいけません。

就任式が開催されない場合

就任式が開催されないという場合もあります。その場合は会社としてお祝いを贈る場合は相手の会社宛てに贈り物が届くように手配をします。
また、個人的にお祝いを贈るという場合は、相手の自宅へ手配することになります。配送手配を行う場合、やはり一番良いのが就任する当日でしょう。

お祝いを持参するという場合には、当然ですがあらかじめ相手方の都合を伺ってから訪問します。その上で直接お祝いのメッセージを伝えて贈り物をすると良いでしょう。なお、個人宅へ贈り物を手配する場合は、会社宛てに贈るような大きく豪華で見栄えがするものよりは、置き場所に困らないコンパクトかつ品のあるもののほうが喜ばれます。これについては贈り先に応じて選ぶのがおすすめです。

就任祝いのメッセージを書くときに気を付けるべきこととは?

就任祝いにメッセージを添える時にはいくつかの注意点があります。お祝いの気持ちを込めて贈り物をしたとしても、添えられたメッセージに誤りがあったりすれば台無しです。自分の気持ちを素直に伝えることができれば言うことはありませんが、やはりメッセージに不備があってはいけません。

ましてや取引先への就任祝いともなればなおさらです。最近では書籍やネットなどでもメッセージの例文が数多く紹介されているので、まずはそれらを参考にしてみると良いでしょう。あらかじめ構成を知っているのと、知らないのでは出来上がりのメッセージに大きな差が生まれます。特に注意する点としては、次に紹介する2点です。ポイントを抑えて気持ちの伝わる素敵なメッセージにしましょう。

相手の「役職」「名前」は絶対に間違えないように

当然のことではありますが、相手の役職や名前は決して間違えてはいけません。大きな失礼にあたるため、あらかじめ贈り先に確認をとっておくべきでしょう。相手の会社名や肩書、名前に関しては最初にチェックしておくべきポイントです。特に就任式向けに贈る胡蝶蘭には立札を贈ることが多いです。

多くの方の目にも止まるものなので、誤字などの不備が無いように入念にチェックしましょう。いくら贈り物が素晴らしいものが届いたとしても、役職や名前に誤りがあったら残念な気持ちになります。ともすると今後のお付き合いにも影響が出てしまう可能性もあります。贈り物をしたほうとしても申し訳ない気持ちになるだけですので、絶対に間違えのないようにしましょう。

忌み言葉に気を付けること

就任祝いのメッセージを贈るにあたって使用するべきではない言葉があります。いわゆる忌み言葉と言われるものですが、これらは企業の変化、衰退や退陣を連想される言葉であるとされ、就任祝いには不向きとされています。例えば「変化」「移ろい」といった季節を表現する際に使用する言葉、あるいは「下がる」「傾く」「倒れる」「枯れる」といった衰退を表すような言葉、「消える」「去る」「辞める」といった退陣を連想するような言葉はNGです。就任祝いにネガティブな言葉を使用することはありませんが、ともするとうっかり使用してしまいそうな言葉もあります。

思っている以上に忌み言葉は多いため、メッセージを作る場合には必ず確認するようにしましょう。

就任祝いのメッセージ文例について

就任祝いの書き方に関しては基本的な好性があります。手紙の冒頭に述べる「拝啓」のようないわゆる頭語、続いて日ごろのお付き合いのお礼を述べる挨拶、続いてお祝いを述べる本題とも言える主文、さらに今後の活躍をお祈りし、結びの言葉を述べる末文、最後に頭語に対しての別れの挨拶として「敬具」などの結語を述べる形となります。

上記の流れを贈り方に合わせて文面を変えていくのが一般的です。インターネットや書籍などで紹介され得いるメッセージの文例を見れば、このような構成になっているものが多く、気持ちが伝わりやすい書き方のものが多いので是非参考にしてみると良いでしょう。こちらでも例として取引先や友人知人へのメッセージの文例を紹介します。

取引先への文例

例として、取引先における社長就任祝いの場合は以下の通りです。

謹啓
◯◯の候、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素はひとかたならぬご懇情を賜り、深く感謝しております。
さて、このたびは代表取締役社長にご就任の由、誠に喜ばしく心からお祝い申し上げます。
これもひとえに、◯◯様の日頃のご努力と卓越した実績の賜物と拝察したします。
今後は何かとご多忙のことと存じますが、どうぞご健康に留意され、更なるご活躍と事業発展にご尽力されますことを心よりお祈りいたします。
近日中にご挨拶へお伺いいたしたく存じますが、まずは書中にてご祝詞申し上げます。
敬白
〇〇年〇〇月〇〇日
〇〇〇〇(贈り主の名前)
〇〇〇〇様(贈る相手の名前)

友人・知人への文例
友人、知人への就任祝いに関しては以下の通りです。親しい間柄であったとしても文体は砕けた表現にならないように配慮するのが一般的です。

拝啓
〇〇の候、貴社いよいよご隆昌のこととお喜び申し上げます。
いつもお世話になり、誠にありがとうございます。
さて、このたびは代表取締役へのご就任、誠におめでとうございます。
かねてより貴殿の卓抜した指導力は業界でも随一と敬服申し上げておりました。
貴社の今後のますますのご発展と、〇〇様のますますのご活躍をお祈りしております。
お忙しい日々になると思いますが、くれぐれもご健康にはご留意下さい。
略儀ながら、書中にてご就任のお祝いを申し上げます。
敬具

〇〇年〇〇月〇〇日
〇〇〇〇(贈り主の名前)
〇〇〇〇様(贈る相手の名前)

就任祝いの電報

ビジネスマナーとして、相手方の社長就任や役員就任などの辞令が発表された際はまずお祝いの手紙を贈るのが一般的です。ですがどうしても就任式などに出席することができない、手紙を贈る時間が確保できなかったという場合も出てくるでしょう。もしもそのような時は取り急ぎ、電報を贈ることをおすすめします。電報ならば短い言葉の中にもお祝いの気持ちを込めて贈ることができます。もちろん友人や知人の様な親しい間柄でも、お祝いの手紙と同様に砕けた表現は避けるようにしましょう。とは言え、いざ内容を考えてみても短い文字数の中で気持ちを表現するのは意外に難しいものです。最近では多くの例文の中から文章を選択して気軽に贈ることができるサービスもあるので利用してみるのもおすすめです。

就任祝いの電報文例

例えば取引先に贈る電報ならば次の通りです。

この度の○○ご就任、心からお喜び申し上げます。
心からお喜び申しあげますとともに、今後ますますのご健勝と貴社のご隆盛を祈念いたします。

短い文章の中にもコンパクトで分かりやすく気持ちが表現されています。
さらに友人や知人には次のような電報もいいでしょう。

○○ご就任おめでとうございます。
より一層のご活躍をお祈り致します。
今後ますますお忙しくなることと存じますが、健康には充分気をつけて頑張ってください。

やはり少ない文字数の中、伝えたいことがシンプルに表現されています。
お祝いの手紙が好ましいのは間違いないですが、手紙を出すのが難しい場合でも電報でしっかり気持ちが伝わります。

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