間違いない当選祝いの贈り方

当選祝いを贈るときに気を付けること(公職選挙法、政治資金規正法等)

当選祝いは、贈るものにより法律に触れることがあります。贈る際に気を付けなければならないことは、公職選挙法政治資金規正法等です。この法律を知らずに、お祝いを贈ることは相手の当選取り消しなどの処分や、お互いに禁錮・罰金といった処分を受けることがありますので絶対に行ってはいけません。

当選祝いは、陣中見舞いとは違い贈る意図に関係なく、一般的に日ごろの政治活動への寄付という扱いになります。自分の立場や相手により、贈ることが禁止されているものがあるので確認しましょう。

法律によると、個人から制限なく遅れるものは「物品」のみになります。お祝い金を贈ると、場合によっては公職選挙法違反になるため注意が必要です。

お祝いを贈る際は、慎重に検討してから贈るように心がけましょう。

なぜ胡蝶蘭が当選祝いに最適なのか

当選祝いの贈り物に、人気なのは胡蝶蘭です。当選祝いとして認められるものは「物品」のみなので、胡蝶蘭は物品の分類で贈り物には最適です。価格の制限もないので、豪華な花を贈ることもできます。

胡蝶蘭のその姿は、置いておくだけでそばを華やかにしてくれますので、大勢が集まりお祝いする当選の場所を盛り上げてくれます。

当選祝いの胡蝶蘭は、当選者の人気を表す目安になるともいわれています。胡蝶蘭が多く並ぶほど、人脈が広いく人望も高いということを表すことができ、他の贈り物より喜ばれることが多いのです。

胡蝶蘭には、「幸福が飛んでくる」という花言葉もあり縁起の良い花とされています。そして、鉢植えには「根付く」という意味合いもあり、鉢植えの胡蝶蘭はとても縁起の良いとされています。

胡蝶蘭はその気品ある華やかな見た目と、花持ちがとても良いことから議員生活が長続きするという縁起を担ぐこともできます。

胡蝶蘭を長持ちさせるには、1週間から10日に1度の水やりと、直射日光の当たらない暖かい場所にこくことです。比較的お手入れが簡単で、長くきれいな花が楽しめます。

当選祝いの胡蝶蘭の贈り方

当選祝いの胡蝶蘭は、法人名で贈る場合、公職選挙法に違反することもありますので、あくまでも一人の支援者として個人名で贈るのが良いでしょう。

胡蝶蘭は色が豊富なことも人気の1つです。当選祝いでは、白の胡蝶蘭が選ばれることが多いのですが、他にも様々なカラーがあります。「赤リップ」は花びらが白で花弁が赤という紅白の品種になり、縁起物として人気があります。当選者が女性なら「ピンク」の胡蝶蘭も喜ばれることでしょう。この3つの品種を基準に選ぶのがおすすめです。

胡蝶蘭は本数と花の数の定番は、3本立てや5本立ての胡蝶蘭です。本数が増えればより見た目も豪華になり、花の数をも増えることでグレードアップします。当選祝いには、たくさんの支援者からたくさんの胡蝶蘭が届きますので華やかでボリュームのあるものが選ばれます。

ゴールドやイエローなどは「お金」を連想させるので避けた方が良いでしょう。贈り物を華やかにさせるラッピングにも、ゴールドやイエローは避け、優しい印象のピンクやオレンジなどにするのがおすすめです。

当選祝いの胡蝶蘭の相場

お祝いの胡蝶蘭を贈るときは、相場を確認し金額のあったものを贈ることがマナーです。
一般的に20,000~50,000円が相場とされています。特別なお付き合いのある場合、高額なものが選ばれますが50,000円以上のお祝いの場合は、政治家の寄付にあたることもあるので気を付けましょう。

当選祝いは、現金や物品での贈り物に制限があるので少し高めのお花を贈ることが多いので、他のお祝いより相場が高い傾向です。

当選祝いを贈るタイミング

当選祝いは、いち早く贈りたいと考える方もいると思いますが、当選が正式に決定した「当選発表」が出てから手配するようにしましょう。

よく言われる、「当確(当選確実)」は、正式な決定ではないので注意しましょう。当選発表後1週間以内に贈りましょう。

選挙事務所はすぐに撤去されることもあるので、本拠点に事務所に贈るのが良いですね。

選挙直後は、胡蝶蘭を贈りものにする人が多いので品薄になる可能性もあります。前もってお花屋さんに注文したり、注文から2~3日で配送してくれるネット通販を選ぶのが良いでしょう。

品質を自分で確認して贈りたい方は販売店で、見に行く時間のない方や価格・種類の選択肢の幅が広い方が良い方はネット通販がおすすめです。

当選祝いのマナー・タブー

当選祝いの胡蝶蘭を贈るときは、贈り主の名前を書いた立札を添えるのがマナーになります。立札には「紙札」「木札」の2種類がありますが、よりオフィシャルなイメージのある「木札」が当選祝いにはおすすめです。

メッセージを添える場合は、書いてはいけない忌み言葉があるので注意が必要です。落選を連想させる「惜しくも」「落ちる」「外す」などや、景気減退を連想させる「厳しい経済情勢の中・・・」などという言葉は避けるようにしましょう。

当選祝いに贈りものを贈るときには、法律に留意することが大切です。贈る時期・花の色・相場などのマナーに注意し立札やメッツセージカードなどをつけ、相手に失礼のないように心がけましょう。

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